「ノラ猫ダッシュ」。
どこかで聞いたことのあるフレーズ「お魚くわえたノラネコ」が猛烈にダッシュする、話題のマスコットフィギュアだ。
お腹側にはタイヤがついていて、
(肉球もしっかりついている。)
後ろに引っ張って手を離すと……
半端ないスピードで走り抜けていく。
これは裸足で追いかけてもまず追いつけないだろう。
4種類の猫はそれぞれくわえている魚も違う。
ミケネコはアジかな。
キジトラは……鯖?
シロクロは……鯛!?
めで「タイ」日に用意されていたとしたら、罪深い行い。
よく見ると目もつり上がり、したり顔になっている。
これは確信犯に違いない。
クロネコがくわえているのは、もはや焼き魚。
調理が終わり、食卓に並んだところを狙ったのだろう。
よほど美味しいのか、喜びの表情が抑えきれていない。
いいなあ。
人が食べるものを猫にあげる習慣が古くからあったため、日本人がよく食べていた「魚」を猫は好むようになったといわれている。
猫がくわえている食べ物で、その国で古くから食べられてきたのは何かがわかるということだ。
ノラ猫ダッシュが海外進出した際には、ピザやケバブ、小籠包……いろんな姿を見ることができそうだ。
冨田ユウリ