お弁当箱――。それは世界で一番ロマンチックな箱だといえるかもしれない。
家から出るときにはぎっしりと詰められていた箱の中身は、
開かれた途端、口の中へと運び込まれ、帰ってきたら空っぽに。
なくなってしまうことが最初からわかっているにも関わらず、作り手は想いを込めてお弁当を作る。
今回TAMA-KYUから発売された新商品、「事務的なランチバンド」。
作り手のお弁当への想い、ロマンチックさをぐぐっと高めてくれる商品だ。
ワードは全部で8種類。
このような非常にシンプルなお弁当箱も、
「愛情たっぷりのお弁当♡」をつけるだけで、開ける前から愛情が伝わりまくる、
周囲の人へもラブラブアピールできる、極上の箱へと変貌を遂げる。
「タイムセール品」をつけたら、なんだか急いで食べなきゃ!という気持ちを駆り立てることができるし、
一方的に「お買い上げありがとうございます」と伝えることで、
「お金を払ったほうがいいのかな」という気持ちにさせることだってできる。
さて、この「事務的なランチバンド」、実はお弁当箱以外にも様々なシーンで使える優れものだということに、筆者は気づいてしまった。ここからは私がお勧めする使用方法を紹介していこう。
【PART1】パセリの代わりに
食卓にお皿を並べてみて、なんだか彩りが足りないな、と思ったら。
パセリやらトマトやらを加える前に、ランチバンドを手に取ってみてほしい。
シンプルなゆで卵だって、なんだか新鮮味が増すし、
たこ焼きだって、なんだかありがたみが増す。
【PART2】マイバックの代わりに
あ、マイバックを家に忘れてしまった!そんなときも、バンドがあれば大丈夫。
手と商品を一緒に括れば、ニラ一本も、落とす心配は一切無用。エコグッズにもなるのである。
【PART3】セキュリティ保護に
カフェでパソコン作業をしていて、トイレに行きたいとき。
席を離れる際に、パソコンにはパスワードをかけていても、気になってしまうのが情報漏洩……。
「絶対に…絶対に開けないでね…!」バンドをしていれば、まず開けようとする人はいないだろう。“開けないで”という言葉はもちろん、メンヘラな雰囲気を醸し出す字体と文言で「開けたらこの上なくめんどくさいことになりそう」という心境にさせられるはずだ。
【PART4】レストランでのオーダーに
レストランで注文するとき、メニュー選びに困ってしまうことはないだろうか。
そんなときはこのバンドをさっとシェフに見せてほしい。
「あなたの気まぐれで決めてくれていいですよ」。挑戦状にも受け取れそうなこの言葉を目にしたら、シェフは気合を入れて究極の料理を提供してくれることだろう。
このように、使えるシーンの可能性は無限大な「事務的なランチバンド」。私がお勧めした使い方はもちろん、あなた流の活用法で、生活に彩りを添えてみては。
冨田ユウリ